天体とアスペクト① ~アスペクトの種類~

星座と天体①~⑪では、出生図(バースチャート)の作り方や、10天体と12星座の関係について解説しました。

しかし、ホロスコープには10天体の位置のほかにも、さまざまな情報が書き込まれています。

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【メトロポリタン占星学研究館】http://www.horoscope-tarot.net/より

たとえば、この画像を見て『この赤や青の線は何よ?』と思った人もいるでしょう。

この線はアスペクトといって、天体同士の角度を示すためのものです。

星同士が特定の角度を成すと、そこには特別な意味が生まれます。

ホロスコープを読み解く際は、天体が入っている星座(サイン)と星同士の角度(アスペクト)を同時に見ることで、さらに多くの情報を引き出せます。

ちなみに、アスペクトは上の画像のように線で示されることもあれば、f:id:atakagi0101:20190117200801p:plainf:id:atakagi0101:20190117201417p:plainといった記号で書かれることもあります。

アスペクトについて勉強するときは、アスペクトの名前や角度だけでなく、記号も一緒に覚えておくと便利かもしれません。

 

アスペクトにはたくさんの種類がありますが、すべての意味を覚えるのは大変なので、ここでは特に0°、180°、120°、90°、60°、150°、30°について触れていきます。

この7つのアスペクトホロスコープを読み解くうえで重要視されることが多く、占星術の専門書などでもよく登場します。

 

アスペクトを見るうえで知っておきたいのがアスペクトごとの影響力の違いです。

アスペクトには影響力の強いメジャーアスペクトと、影響力の弱いマイナーアスペクトの2種類に分かれます。

先程挙げた7つのアスペクトを影響力が強い順に並べると、以下の通りです。

0°>180°>120°>90°>60°>150°>30°

特に影響力の強い上位5つのアスペクトは メジャーアスペクト、残りの2つはマイナーアスペクトです。

 

さらに、アスペクトソフトアスペクト(吉角)ハードアスペクト(凶角)に分類されます。

ソフトアスペクトは2つ以上の星が穏やかに調和している状態です。イージーアスペクトとも呼ばれます。

ハードアスペクトは星同士の力が激しくぶつかり合い、ときには反発したり、エネルギーが過剰に増幅したりしている状態です。

▼それぞれのイメージ

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※あくまで個人的なイメージです

日本語では吉角、凶角という名前がついていますが、必ずしもソフトアスペクトだから良い、ハードアスペクトだから悪いという意味ではありません。

星同士の影響が、どのようにして現れるか(刺激し合うか強調し合うか)の違いです。

 

つまり、アスペクトにはメジャーアスペクトかつソフトアスペクトメジャーアスペクトかつハードアスペクトマイナーアスペクトかつソフトアスペクトマイナーアスペクトかつハードアスペクトの4種類が存在するということです。

ここからは、それぞれのアスペクトの特徴について、さらに詳しく見ていきたいと思います。

 

ソフトアスペクト・イージーアスペクト・吉角

f:id:atakagi0101:20190117200801p:plain コンジャンクション(0°)

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コンジャンクションは天体同士が重なっている状態です。合(ごう)とも呼びます。

アスペクトの中でもっとも影響力が強く、重なり合っている天体の性質が強調されます。

ただし、影響力が強すぎて極端な性質(運命)になってしまうこともあり、吉角にも凶角にもなりうるアスペクトです。

ちなみに、ぴったり0°で重なっていなければいけないというわけではありません。 

数度の誤差であれば、コンジャンクションと見なされます。

この数度の誤差をオーブと呼び、コンジャンクションに限らずあらゆるアスペクトに適用されます。

オーブの範囲は占者により異なり、±3°くらいのタイトなオーブを設定している人もいれば、±10°くらいまでは誤差としている人もいます。

一般的には±5~7°を上限としている人が多いです。

 

f:id:atakagi0101:20190117201131p:plain トライン(120°)

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トラインはトリンとも呼ばれ、調和アスペクトとされています。

2つの天体が同じエレメント(地・水・火・風)の星座同士で形成されるアスペクトで、互いのパワーが調和し穏やかに作用しあいます。

価値観が同じ友達とリラックスしながら話し合っている状態、と考えると分かりやすいでしょうか。

0°や180°のように、近すぎたり真正面から対立しあったりしていないぶん、緊張状態になりにくく平和な関係になりやすいのです。

 

f:id:atakagi0101:20190117201227p:plain セクスタイル(60°)

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セクスタイルはトラインより影響力は弱いものの、やはり調和がとれている状態を示すアスペクトです。

同じエレメント同士で形成されるトラインとは異なり、セクスタイルは火と風、地と水という同じではないものの調和のとれた2つのエレメントで形成されるのが特徴です。

全く同じではないぶん適度な刺激が加わり、トラインのような慣れ合い内輪のノリのような雰囲気にはなりにくいでしょう。

 

f:id:atakagi0101:20190117201318p:plain セミセクスタイル(30°)

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セミセクスタイルセクスタイルよりもさらに影響力が少ないアスペクトです。

セクスタイルの縮小版、と考えると分かりやすいでしょう。

天体同士がひとつとなりの星座に入っているときに見られるアスペクトで、対立するエレメント(火と水、地と風)で形成されることもあります。

しかし、お隣同士ということもあり親和性は高く、たとえるなら同じ親の元で育ったものの思考や行動のパターンは異なる兄弟姉妹のような関係です。

 

ハードアスペクト・凶角

f:id:atakagi0101:20190117201417p:plain オポジション(180°)

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2つの天体が正反対に位置している状態です。衝(しょう)とも呼びます。

お互いが真正面からぶつかり合っているかのような、緊張感のあるアスペクトです。

ただし、同じエレメント同士でしか形成されないため、似たもの同士だからこそ反発しあうと考えると分かりやすいでしょう。

出生図にオポジションが見られると、矛盾や葛藤を抱えやすかったり、苦難の多い人生に見舞われたりする可能性があります。

しかし、一方で非常にエネルギッシュなアスペクトでもあるため、逆境を乗り越えた末に社会的な成功を掴む人も多いです。 

 

f:id:atakagi0101:20190117201648p:plain スクエア(90°)

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火と水、火と地、地と風、水と風など、相性があまり良くないエレメント同士で形成されるアスペクトです。

さらに、三区分(活動宮・柔軟宮・固定宮)も異なるため、かみ合うところがありません。

このアスペクトの特徴は、お互いの星がいる位置が見えない=死角にあるということです。

オポジションが真正面から衝突する関係なら、スクエアは死角からちょいちょいとちょっかいを出してくる関係といえるでしょう。

 

f:id:atakagi0101:20190117201719p:plain クィンカンクス(150°)

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マイナーアスペクトのひとつであるクィンカンクスには、複数の解釈があります。

ひとつは、一見共通点がなさそうなものを結びつけるという意味です。

クィンカンクスは火と水、地と火、風と地、水と風という対立もしくは不和の要素でしか成立しません。

全く重なる要素がないことから、インコンジャンクト(結合しない)とも呼ばれます。

もうひとつの解釈は、交わらないが故に災いや困難を生じる、というものです。

一概にどちらが正しいとは言い切れず、クライアントの置かれている状況や天体が入っている星座、ハウスなどにより解釈は異なります。 

 

ここで紹介したアスペクトのほかにも、複合アスペクトという複数のアスペクトが同時に形成されることであらわれるアスペクトもあります。

 

基本のアスペクトを理解したら、実際に出生図を見て、自分の生まれた日の星がどのように影響を及ぼし合っているのかを見てみましょう。

次回からは太陽と水星、金星と火星というように、天体同士のアスペクトについて詳しく解説します。

 

星座と天体

自分の生まれた日の星を知ろう

太陽と12星座

月と12星座

水星と12星座

金星と12星座

火星と12星座

木星と12星座

土星と12星座

天王星と12星座

海王星と12星座

冥王星と12星座

 

10天体について

太陽水星金星火星木星

土星天王星海王星冥王星

 

12星座について

おひつじ座おうし座ふたご座

かに座しし座おとめ座

てんびん座さそり座いて座

やぎ座みずがめ座うお座