天体とアスペクト㉙ ~金星と海王星~

 

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星座と天体では、出生図における10天体を『自分』という会社で働く社員(と、会社に関係する人々)にたとえて解説しました。

その中でも、トランスサタニアン(天王星海王星冥王星の位置づけは少し特殊で、個人天体のような社員でもなければ、社会天体のような明確な支援者でもない、会社の外部から影響を及ぼすポジションにたとえることができます。

理想や博愛精神をあらわす海王星は、『自分』という会社ぐるみで贔屓にしているバーやスナックのママにたとえるとわかりやすいでしょう。

一方、金星快楽や芸術性、恋愛など感覚的な領域を司る星です。

金星と海王星が吉角を成している場合、宣伝(金星)はママ(海王星)がもつ色香や繊細な心配りに憧れ、自らも女性的な魅力や美意識を全開にできます。

逆に、凶角を成している場合、宣伝(金星)はママ(海王星)が振る舞うお酒に酔い、自分自身や自分を取り巻く環境を必要以上に美化してしまうかもしれません。

金星と海王星アスペクトを見ることで、その人の美意識や感受性、恋愛の傾向などを読み取ることができます。

 

 

 

金星と海王星が吉角(ソフトアスペクト・イージーアスペクト

f:id:atakagi0101:20190117200801p:plain 0°(コンジャンクション・合)

コンジャンクションとは簡単にいえば、2つの星がほぼ一体化しているような状態です。

美的センスや芸術性をあらわす金星と、感受性や博愛精神を司る海王星が結びついていることから、このアスペクトをもつ人は鋭い感受性と繊細な神経の持ち主です。

心優しい人ではあるのですが、繊細すぎてすぐ感傷に浸ってしまいます。

情に厚く、弱者にすぐ肩入れしてしまう性質を逆手にとって、利用されることもしばしばです。

恋愛に対する理想は高く、ロマンチックな恋愛に強い憧れを抱いています。

好意をもった相手を必要以上に美化してしまうこともあり、犠牲や献身も厭いません。

生きていくうえでやや危なっかしい部分はあるものの、美に対する関心が高く、イマジネーションやインスピレーションにも恵まれているため、芸術や創作の分野で大成する可能性があります。

 

f:id:atakagi0101:20190117201131p:plain 120°(トライン)

アスペクトの種類でも解説したように、 トラインは同じエレメントの間で形成されるアスペクトです。

性格や価値観が似たもの同士、と考えるとわかりやすいでしょう。

金星と海王星が調和しながらお互いを補い合っている状態なので、コンジャンクションほど極端な影響は出ることはありません。

このアスペクトをもつ人は、情緒に訴えるような表現力に優れ、音楽や絵画、詩など、あらゆる分野で才能を発揮するでしょう。

感受性が強く、他人の感情の機微を敏感に察知したり、相手が欲しているものを先回りして差し出したりする能力があります。

加えて、優れた美的センスを持ち合わせていることから、服飾品や装飾品、化粧品などを扱う仕事にも向いているでしょう。

実生活はもちろん、恋愛においても理想を追い求める人です。

フィーリングを重視するタイプで、相手の肩書や収入など、実利的な面はあまり気にしません。

 

f:id:atakagi0101:20190117201227p:plain 60°(セクスタイル

セクスタイルは火と風、水と地というように、お互いを補い合うエレメント同士で形成されるアスペクトです。

コンジャンクションやトラインほど親和性は高くありませんが、そのぶんストレートな影響が出にくく、金星と海王星の特性がバランスよく発揮されます。

このアスペクトをもつ人も、やはり恋愛に理想を求めている部分はあるものの、極端な自己犠牲に走ることはないでしょう。

恋愛でも生活においても、ほどほどに夢を追い求めながら、現実とも折り合いをつけつつ楽しめる人です。

金銭にはあまり頓着がなく、身の丈以上の富を追い求めようとはしませんが、人当たりが良く支援者も多いため、経済的に困窮することはほとんどありません。

 

 

金星と海王星が凶角(ハードアスペクト

f:id:atakagi0101:20190117201417p:plain 180°(オポジション・衝)

オポジションセクスタイルと同じく火と風、地と水のように親和性の高いエレメント同士で形成されるアスペクトです。

ただし、セクスタイルが少し距離を置いて隣り合っているのに対し、オポジションは真正面から向かい合っているため、過剰な影響が出やすい関係になります。

ママ(海王星)が振る舞うお酒に酔いしれ、酩酊状態にある宣伝(金星)・・・をイメージするとわかりやすいかもしれません。

このアスペクトをもつ人は、理想主義が行き過ぎて、半ば空想や幻想の中に生きているようにも見えます。

恋愛に対する憧れが高じすぎて、なかなか現実の人間に自らの理想を委ねることができません。

むしろ、現実の恋愛の生々しさに、がっかりすることも多いようです。

しかし、本人が望むと望まざるとにかかわらず、人を惹きつけるオーラを醸し出していることから、恋愛関係のトラブルに巻き込まれることも多いでしょう。

精神的に打たれ弱い面もあり、アルコール、薬、買い物、恋人や友人などに依存してしまう人もいるようです。

 

f:id:atakagi0101:20190117201648p:plain 90°(スクエア)

スクエアは火と地、風と水など反発しあうエレメント同士で形成されるアスペクトです。

根本的な価値感や性格が異なるため、なかなかうまくかみ合わず、相手の思考や行動に横やりを入れてしまうこともしばしばです。

一方で、予想もしないような相乗効果を生み出す場合もあります。

このアスペクトをもつ人も、やはり恋愛に対する憧憬が強く、好きになった相手を必要以上に美化してしまう傾向が見られます。

なまじ官能的な魅力を備えているだけあって、無意識に相手を誘惑したり、逆に誘惑されたりすることも少なくありません。

不倫や浮気など、公にはできない恋愛に溺れる人もいるようです。

訴訟やストーカー被害などのトラブルに発展させないためにも、付き合う相手は慎重に見極めるべきでしょう。

 

 

アスペクトのもつ意味は、ここに記した内容が全てではありません。

星の入っている星座やハウスにより解釈は異なります。

より詳しく知りたいという方は、専門家に鑑定を依頼することをおすすめします。