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手紙のはなし

駆け出しライターのブログです。

元気です。

わーを、もう3月って知ってた?こんばんは。

 

何やかんやでまたもや半月以上間が空いてしまいました。そういえば2月って28日までだったね……。

何してたかっつーと8割方家にこもって何か書いてました。じゃあブログも書けよって話ですが。

どんな仕事もだけど、始めて3カ月がいちばん辛いよね……周りにも迷惑かけまくるし……。けど、よっぽどやる気がないとかじゃなければ、3カ月くらいで慣れてくるって信じてる。信じたい。

んで慣れたかと思うと、半年目くらいに何かでかい失敗をやらかすっていうのが個人的なジンクスです。だめじゃん。

引きこもってばっかりいたのかというとそうでもなく、友人が参加する朗読会に行ったりもしていました。

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いやあ面白かった……。セロ弾きのゴーシュとかもあるし、ほのぼのした内容なのかなと思ったら案外そうでもなかった。一発目の演目からパンチが利いていて……こう……世にも奇妙な物語とかに出てきそうな話。楽しかったなあ……。出不精なもので、観劇のたぐいは誘われないとなかなか行かないのですが、実際行くともっと見たいなという気分になる。4月にも予定があるので楽しみです。

 

それから今更ながらドクター・ストレンジも見に行きました。

公開中の映画なのでネタバレは避けますが、しいて言うならマントに全部持っていかれた。いい……いいよアンタ……最高だよ……。

 

多分3月は、先月以上に引きこもるんだろうなという気がしています。寒いから外に出たくないいや、4月まで体力を温存しておかないと……。5月になったらガーディアンズオブギャラクシー見なきゃだし。スパイダーマンもやるし。映画ばっかだな。

目下の楽しみは、アマゾンプライムでキョロちゃんの配信が始まったことです。思う存分シバシバ回を堪能できる……!というか既に何回もリピートしてる。今見るとどうってことはないけど、リアルタイムで見た時はめちゃんこ怖かった。シバシバに限らず、全編通してそこそこサイコな内容だな。スポンジボブと似たかおりがする。

 

今月こそはもっとちゃんと書く……つもりです……。

おいしい思い出― nakameguro 燻製 apartment

日記のはなし

すっかりブログをさぼっておりました。すみません。

書くことがなかったわけではないのですが、むしろ書きたいことは色々あるのですが、手が追い付かず気付いたら十日あまり経っていました。

たまには若者らしい……若者……?……らしい話をしようと思って、いろいろ写真まで撮っておいたのになあ。

このままお蔵入りしてしまうのももったいないので、とりあえず思い出せる範囲で書いておこうと思います。

時は遡ること2月5日。

友人と中目黒でディナーと洒落こんできました。

午後3時ごろ渋谷で待ち合わせて、予約は午後6時。

ちょっと時間が空くからお茶でもするべと、109MEN’Sの地下にあるプロントへ。

期間限定でマーベルコラボをやっていたので。

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キャップのパンケーキが食べたかったんです。

ラテアートはベビーグルート。

ラテの絵柄はキャップのシールド、アイアンマン、ムジョルニア、ベビーグルートの四種類から好きなものを選べるのですが、お店の方に「おまかせで」と言ってみたところベビーグルートにしてくれました。ありがとうございます。GoG2めっちゃ楽しみです。

それにしてもプロント混んでたなぁ……。日曜日だからかもしれないけど、結構並んでました。大行列じゃないけど、常に3人とか5人とか待ってるかんじ。

最上階にはマーベルのポップアップショップもあったので覗いてみました。

グッズというよりフィギュア中心の品ぞろえ。

ムービー・マスターピースっていう、ちょっといいお値段のフィギュアあるじゃないですか……それがめっちゃあった。これでもかっていうくらい飾ってあった。デップーちゃんもいたよ!

ありがたやありがたや……とひとしきり拝んでから中目黒へ。

中目黒ってあんまりいったことがなかったもので、地理がわからず駅周辺をしばらくウロウロ。本当は予約にはちょっと早い時間についちゃったので、どこかでお茶してからお店に行こうかと思っていたのですが、どこも空いてねぇ……。仕方なく真っ直ぐお店へ向かいました。

大きな道路沿いではなく閑静な住宅街のような、結構入り組んだ道にお店はあったのですが、いざ着いてみると……あるじゃん、カフェ。お店のド正面に。

予約の時間までそこで一服しました。

span-co.jp

今回予約したのはこちらのお店。見た目は本当に名前のとおりおしゃれなアパートのようで、あんまりごはんやさんっぽくない。

内装もアンティーク調。こんなこじゃれたお店滅多に来ないから、場違い感に震える。

そんな謙虚な心もごはんが来た途端にすべてふっ飛びました。

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燻製ナッツ(お通し)とスモークチーズ

お通しは見た目こそ普通だけど、食べてみると確かにちゃんと燻製っぽい味がする。

こう、噛めば噛むほど味が……うん……鉛筆……いや……クーピー……?

友人にもきいてみたのですが賛同は得られませんでした。

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燻製ポテトサラダ。

これでもかとぶっかかったチーズを混ぜる、というより練り込む。

結構ごろっとしたおいものかたまりが混ざっていました。

しかし本当に何もかもが燻製だな……。

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燻製ベーコン。

動く城的なものを彷彿とさせるぶあついベーコンです。うまし糧をー!

こういうの普通はお酒のおつまみとして食べるんだろなぁ……誰一人として一滴も飲まなかったけど。

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そしてメインの瞬間燻製。

ダッチオーブンの底に桜のチップが敷いてあって、その場で燻してからいただきます。

これって単品で食べるものなのかなぁ……でも頼んじゃうよね、白米。

そのままでも、薬味をつけても、お肉の横のたまごをつけてもおいしい。

ちなみにたまごは余ったら、こんなかんじで

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たまごかけごはんにしてもらえます。

ワタシコンナオシャンティナタマゴカケゴハンシラナイ……。

自宅では絶対再現不可能なのに、なぜか家でもたまごかけごはん食べたくなるんだよなあ……。

シメのデザートは一人一品ずつ頼んでシェアしました。

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燻製焼きりんごとフォンダンショコラ、カッサータ。

焼きりんごはやっぱりほんのり燻製のにおいがする。

フォンダンショコラは一見小ぶりなのですが、中にがっつりチョコが詰まっていてかなり濃厚。このサイズでちょうどいいかも。

カッサータ……聞きなれない名前ですが、味は凍らせたクリーム……アイス……?

不思議な味ですがおいしかったです。ドライフルーツが入っているのですが、そちらも燻製だそう。

 

思い出したらお腹減ってきたなぁ……また行きたいです。

お店を出る時に階段でつまづいてダイナミックに退場してしまったのも既にいい思い出。

帰り際にお店の人がカイロくれたよ!やさしい!

職業体験記―おくりびと編 6 外側から見たおくりびとという職業

おくりびとのはなし

飼っているインコがミートスパに両足を突っ込み大惨事になりました。おはようございます。

 

これまで思いつくままに、経験者という立場からおくりびとについて好き勝手に書き連ねてまいりましたが、今回は主観ではなく、客観的におくりびとという仕事がどのように見られているのかを自分なりに考えてみたいと思います。結局は体験談なんだけどね……。

 まず、初対面もしくは深い知り合いではない人に納棺師をしていますと言うと「必要な仕事だと思うけど自分ではできない」もしくは「身内がやろうとしていたら止める」という反応がほとんどでした。もちろん「へえそーなんだーすごいねー大変だねーがんばってねー」という具合で理解のある方もいるのですが、中には「人の死を商売にするなんてとんでもない」という考え方の方も、世代を問わず一定数はいる。喪家に呼ばれて行ったはずなのに、何だかものすごく不審がられているというか、歓迎されていないというか……悪いことしに来たような雰囲気になっちゃったり。

ご自宅までお手当てに行ったら、お隣かお向かいの家の人に「気持ち悪いからここに車を停めないでくれ」と言われたこともありました。その時はほんの五分も停めていなかったと思うんだけど……。

葬儀や法事を行うセレモニーホールの周りにも「葬祭所反対」と書かれたのぼりが立っているのを時々見かけます。個人的には自分の家の徒歩圏内に葬祭所があったらものすごく助かると思うのだけど。霊安室に預ければ毎日でもお参りに行けるし、逆に自宅に安置して何かあった時にはすぐ駆けつけてもらえるし。

でも、そう考えるのは私が慣れているからであって、知らない人のご遺体が近所にあるのは普通抵抗があるものなんだろうな……。近頃はコンパクトな作りになっているホールが多くて、湯灌室と霊安室がひとつづきになっているような構造も珍しくないのですが、こんなところで湯灌をするなんて何事だってクレームになったこともあった。霊安室って地下にあることが多いから、気分が悪くなって途中で退場しちゃう人も結構います。

ただ、そうなるのも仕方ないことではあるんだよな……。最近は家族葬が多くなって、広々とした湯灌室どころか広々とした式場だってそれほど必要なかったりもするし。

いずれにせよ葬儀や、ご遺体に関わる仕事というのは、はたから見たら何してるのかよくわからなくて、時にうさんくさくもあり、非日常な感じもする。納棺師として働き始めたら、友達と疎遠になったなんてこともひょっとしたらあるかも知れません。それこそおくりびとじゃないけど、付き合っていた人に「納棺師になるんなら結婚できない」とか言われたり。

なので、本格的に納棺師を目指す前に、知り合いという知り合いに許可を得ろとは言わないから、せめて家族だけでもちゃんと理解を得ておいたほうが、後々のトラブルになりづらいかと思われます。

ぼんやり映画鑑賞―オテサーネク ヤン・シュヴァンクマイエル 2000年

映画のはなし

C!C!ビタミンC!おはようございます。発狂したわけではないのでご安心ください。

スポンジボブもキてるけどアドベンチャータイムも相当だよな……。マーセリンとレモングラブが好き。

 

さて、こちらの記事シュヴァンクマイエルの名前を出したら、久々に観たくなりました。短編も長編も大好きな作品ばかりなのですが、本日取り上げるのはこちらの一本。 

オテサーネク [DVD]

オテサーネク [DVD]

 

長編作品は短編のように、チェコの歴史とか風刺的な意味をよく知らなくても楽しめるので、些かとっつきやすいような気がします。

 

 

※ここから先はネタバレを含みます!未見の方はご注意ください。

 

 

この作品の内容を簡潔に表すなら「わああああああ猫おおおおおお」違った「幼女の眉毛がない」でもなくて「母ちゃんの手料理ェ……」全部同じ映画の感想です。

子供が欲しすぎてちょっとおかしくなってしまった夫婦と生き物かどうかもあやしい物体の物語。オテサーネクの童話はこの映画の為に作られた創作ではなく本当にチェコに伝わる民話だそうです。ちなみに作中でアルジュビェトカちゃんパケ写インパクト満点な幼女)が読んでいる本の挿絵は監督の奥さん、エヴァさんの手によるもの。夫婦して感性がリンクしまくっている……だって映画の雰囲気にぴったりなんだもんよ。

ストーリーはオテサーネク(オティーク)と、オティークを生んだ……?夫婦を軸に回って行くのですが、キーパーソンになるのがご近所に住む妙に鋭く賢い幼女アルジュビェトカちゃん

あの……アリスとか、地下室の怪の女の子もそうだけど、チェコのおなごはみんなこう、目つきがするどめなのか……?監督がそういう子を意図的に選んでるだけ……?

余談ですがこういう、映画とかドラマとか、メディアによるすりこみとは本当に凄まじいもので、私もある時期までアメリカの標準的な家庭はフルハウスであると本気で信じていました。ちなみにアメリカの標準的な治安はゴッサムシティで、アメリカの標準的な知能指数アベンジャーズです。アメリカどんだけ天才まみれよ。

話を戻して、オティークが化け物ではなく子供に見えているのは、作中でもお母さんだけで、生肉をそのままバッグに突っ込むガッツある父ホラークは普通に、赤子どころか人間でないと認識している。このあたりの相違が、父と母のポジションとか、父性と母性の違いのようなものを示唆しているようで興味深い。

オティークを守ろうと必死になるのが女性なら、オティークを葬るのもまた女性というのも面白い。次々クワを買い替える経済力はあるらしいアパートの管理人さん。もしかしてそれって共益費?

そんでもってサイドを固めるキャラも強烈。なぜかかたくなにゲロ流動食しか生産しないアルジュビェトカちゃんのお母さんとか、幼女を執拗につけ狙うおっさん通り越しておじいちゃんとか。ロクな大人いねぇなこのアパートはよぉ!

シュヴァンクマイエル作品でおなじみのアニメーションも、出番は少なめですが健在です。ヌルヌル……カクカク……ヌルカク……?ともあれ生理的にぞくっと来るようなオティークの動きが実写アニメで見事表現されています。

 

最後に、数ある作品の中から何故これを選んだかというと……私、これを始めて観たのが池袋の新文芸座だったんです。オールナイト上映という、夜の22時から翌朝の5時くらいまでぶっ通しで上映するイベントがあって、たまーにシュヴァンクマイエル特集をやっていたので、一人で観に行きました。徹夜で観るのだから楽なほうがいいだろうと思って部屋着みたいなラフな格好に、コンタクトではなく防弾ガラスみたいな分厚い眼鏡を装備。他の人もみんなそんな感じだろうなーなんて思っていたのですが……蓋を開けてみたら普通に美大生っぽいオシャンティな若人ばかりだったという……色んな意味で思い出深い映画です。

ぼんやり映画鑑賞―スポンジ・ボブ/スクエアパンツ ザ・ムービー 2004年

映画のはなし

 アイコスとオイコスとアクオスの区別がついていません。おはようございます。

コンビニで堂々と「アクオスください」と言ったのにスルーしてくれた店員さん、ありがとうございます。

 

ところで皆さんはディズニーチャンネルはお好きですか?カートゥーンネットワークは?近頃はアドベンチャータイムやおかしなガムボールなども地上波で放映してくれてうれしい限りです。

本日取り上げたいのは海外アニメでも知名度の高いこちらの作品。

 アニメ界のLSDと呼び声の高い(私の中では)スポンジボブですが……これね、初めて見たのイギリスにホームステイしてる時なんだよな……。ホストファミリーのちびっこが「一緒に見よう」と誘ってくれた思い出深い作品なのですが、何しろセリフは全部英語だし、当時は内容が半分もわからなかった。今になって改めて見てみると……うん……狂ってんな……。欧米のちびっこはこういうの見て育つの……?

 

 

※ここから先はネタバレありの感想です!未見の方はご注意ください。

 

 

まずオープニングからトばしています。え、パイレーツオブカリビアン始まっちゃった?と真剣に思った。普通に無邪気なおっちゃんたちでよかった。子供の心を忘れない大人たち。多分ネバーランドとかから来た。

陸や海上での出来事→実写、海の中→アニメと描き分けられているので、実写のシーンはちょいちょい挟まるのですが、おみやげやさんとかホラーでしかなかった……というか全体的にパニック映画的な表現が多い。

一番びっくりしたのが、作中でスポンジボブが子ども扱いされていたこと。……え……だってお前、めっちゃ働いてたやん……。労基法……海の中では適用されないんかな……。あの、ハンバーガー屋で理不尽な扱いを受けつつもひたむきに働く社畜スポンジボブの姿に、ちょっと癒されたり励まされたり共感したりしてたのに……。

そんでアイスクリームで酔っぱらえるって得な体質ね。自分アルコール分解酵素が全く機能してないんで羨ましいです。

映画版は全体的に登場人物(人物?)が性格破綻していないように感じました。TVシリーズでは発狂しすぎてとうとうスポンジボブが一番まともみたいになってたもんな。ただし顔芸は健在。特に干からびてくシーンこわい。あれスクリーンで大写しにされたら普通にちびるわ……。ラストはストーリー?んなもんねぇよ!と言わんばかりの投げっぱなし感。

起承転結どころか起転転転くらいの作品でした。でも狂気を感じないスポンジボブなんて……ねぇ。ただ可愛いだけですわ。あれ、それでいいのか……?

ぐだぐだ読書感想―さかしま J・K・ユイスマンス

本のはなし

食べた物の体内滞留時間が短くて困っています。おはようございます。

いや……すぐお手洗い行きたくなっちゃうんですよね…。腸が活発……?なのかな……?

 

さて、こちらの記事ユイスマンスの「さかしま」について触れたので、覚え書きがてら感想を書いておこうと思います。個人的な見解ばっかりだから、レビューとしては全く参考にならないよ!

 

さかしま (河出文庫)

さかしま (河出文庫)

 

 

 

 

※若干のネタバレを含みますので、未読の方はご注意ください!

 

 

 

この本を読んでみようと思ったのは、澁澤龍彦氏の「少女コレクション序説」でちょろっと紹介されていたからです。内容を大雑把にまとめると、病的な凝り性で社会に迎合出来ずやたらとプライドの高いおじさんがあれやこれやする話。

うーん……面白さが伝わるかな、これ……。実際面白いの?と問われると微妙。面白さの性質が、こう……読む人によって変わってくるというか……興味深い内容という意味では存分に面白いと思うのだけど。

文体はねー……訳者が澁澤氏というのもあるのかもしれませんが、なんか……あんまり読む側に分からせる気がない?ひとつひとつの言葉のチョイスは美しいです。それだけに単語で想起されるイメージ重視というか、文脈は考えるな、感じろ、というか……私小説っぽいな。視覚とか嗅覚とかをそそられるという意味で、なんつうの……官能的な小説。

実際、主人公であるデ・ゼッサントも、かなり五感を重視しているし、敏感です。重視しすぎて変態的なくらい。

生まれながらに地位も財力もあり、欲しいものがあればどんなに高価でもすぐに取り寄せたり、思いつきでふらっと旅行に出かけたりできるほど裕福に暮らしているのですが……ちょいちょい挟まれる回想がつらい。所謂若気の至り、黒歴史と呼ばれるやつから最近の出来事まで、割と頻繁に話が前後するのですが(しかも一回一回の回想が長い)今でさえエッジの利いたキャラを持つおっさんの過去となると、そりゃもう触るものみな傷付ける勢いでとんがっているもので、読んでいてうわああああやめろおおおおおってなります。

それから前の記事でも書いたように、食べ物の描写がとにかくまずそう。これは訳者がどうっていう問題ではなく、もともとおいしくなさそうに描かれてたのかなー。もしそうだとしたらシュヴァンクマイエルみたいに、筆者自身が食事という行為に対して、嫌悪というか憎しみのようなものを抱いていたのかもしれない。

 

ジュネを読んだ時も思ったのですが、もしフランスに生まれて、現地の語感だとか歴史的な背景を知識じゃなくて体感的に悟った状態で読んでも、こんなに煩雑なんだろか。難解な作品でも意味の通るように置き換える作業は相当骨が折れることと思われますが、あとがきで澁澤氏は楽しみながら苦労したと振り返っています。訳者ってすげえ……。

職業体験記―おくりびと編 5 現場であったちょっとアレな話

おくりびとのはなし

最近プライムビデオで映画ばっかり見ててまずいです。何もする気が起きない。こんばんは。

さて、こちらの記事で納棺師が続かない(と思われる)理由に「心霊的なアレ」というのを挙げました。本当にこれが原因でやめる人はごくごく一部だと思うのですが……。少なくとも私が働いている間に、憑かれたとかついてきたというような物騒な話は聞きませんでした。ただしそれ以外のパターンならちょこちょこ……。

というわけで今回は怖……くない……?いや、ちょっと怖い……?話になりますので、苦手な方はご注意ください。しかし別に読んだからといって何が起こるわけでもないと思うのでその点はご安心ください。

 

※実話を元にしていますが、一応プライバシーに関わる内容だから身バレしない程度にぼかしてるよ!

 

ケースその1

海外に暮らしていた方や海外旅行中に亡くなった方も、帰国してから湯灌、納棺を行う場合があります。しかし海外から日本へご遺体を搬送する場合、棺に入った状態でなければ移動することができません。その方もやはり海外で亡くなり、お葬式を挙げる予定のホールに着いてから一旦お棺から出し、納棺式の当日まで霊安室でお休みになっていただきました。空のお棺は霊安室の隣の倉庫にしまわれていたのですが、何だか倉庫からガタガタ物音がする。時々バンッ!と苛立ったようにドアや壁を叩く音もする。納棺式が終わってから、物音はぴったりと止まりました。

 

ケースその2

私が働いていた会社は湯灌、納棺だけでなく故人様が生前使用していた布団や洋服などの私物の供養も請け負っていました。ある日、ほんの数日前に式を終えたばかりのご喪家から「すぐに来てほしい!」と連絡がありました。いざ駆けつけてみると、故人様のお布団と、飾ってある日本人形を引き取ってほしいとのこと。連絡を下さったのは故人様の娘さんだったのですが、お母様が亡くなった時に使っていたお布団を、自分で使い続けていたそうです。しかしその布団で寝た夜は決まってお母様が夢枕に立つ。立つというか座っている。自分の上に。暗くて顔はよく見えないけれど、何かぶつぶつ呟いている。でも声が聞き取りづらくて、何を言っているかわからない。何度か夢を見るうちに、お母さんの顔がだんだんと近づいてきて、喋る声も大きくなってきたそうです。しかもお母さんの夢を見た日は、棚の上の日本人形が必ずこちらを向いている。角度を変えてもやっぱり朝にはこっちを見てる。自分の布団で寝ればお母様の夢は見ないので、供養をお願いしたいとのこと。

で、引き取ってきたのですが、供養品はだいたい二、三件分まとめて神社なりお寺なりに送ります。じゃあその間どこに置いておくかというと、まあ事務所しかない。ちなみに三日ほど事務所にありましたが、別に体調が悪くなるでもなく、それらしい現象も起きませんでした。

 

うーん……私の知っている中でそこそこパンチの利いたエピソードはこれくらいで、あとは階段を足だけが下りてきたとか、宿泊予定の無い控室とか設営前の式場に誰かいるとか……若干脈絡がないというか、無差別攻撃っぽい。

 

結論:そういうエピソードは出入りの業者より式場スタッフのほうが多分豊富