天体とアスペクト⑩ ~太陽と冥王星~

 

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星座と天体では、出生図における10天体を『自分』という会社で働く社員(と、会社に関係する人々)にたとえて解説しました。

その中でも、トランスサタニアン(天王星海王星冥王星の位置づけは少し特殊で、個人天体のような社員でもなければ、社会天体のような明確な支援者でもないけれど、外部から会社に影響を及ぼすポジションにたとえることができます。

冥王星は、いうなれば『自分』という会社にとっての筆頭株主のような星です。

社長は会社の代表ではありますが、社長のものではありません。

役員を指名したり、会社の方針を決めたりするのは株主です。

冥王星はその株主の中で最も発言力のある筆頭株主にあたります。

(社長自身が筆頭株主にあたるオーナー企業も存在しますが、今回は出資者と経営者が分離している会社を想像するとわかりやすいでしょう)

基本的に社長(太陽)は、筆頭株主冥王星)の決定には逆らえません。

太陽と冥王星が吉角を成している状態は、たとえるなら常に筆頭株主冥王星社長(太陽)の動向を見張っているようなものです。

逆に、凶角を成している場合、筆頭株主冥王星)が次から次へと過剰な要求を浴びせ、社長(太陽)に無理を強いるような形になってしまうでしょう。

 

 

 

太陽と冥王星が吉角(ソフトアスペクト・イージーアスペクト

f:id:atakagi0101:20190117200801p:plain 0°(コンジャンクション・合)

コンジャンクションとは簡単にいえば、2つの星がほぼ一体化しているような状態です。

筆頭株主冥王星)と社長(太陽)が同化しているのですから、良くも悪くも強い影響力とカリスマ性を備えています。

このアスペクトをもつ人は志が高く、野心を果たすための実力も十分に備えている人です。

そのせいか、人から指図されることを好まないため、従順な姿勢や忠誠心を求められる組織や企業にはあまり馴染めないかもしれません。

また、冥王星極限を意味する星でもあります。

そのため、妥協を知らず、極端な人生を送る傾向があるようです。

そもそも、このアスペクトをもつ人は、天からの配剤により運命を決定づけられているようなところがあります。

自分の意志で人生をコントロールしようと思っても、冥王星の絶対的かつ不可逆的な働きかけにより、強引に軌道修正させられてしまうのです。

 

f:id:atakagi0101:20190117201131p:plain 120°(トライン)

アスペクトの種類でも解説したように、 トラインは同じエレメントの間で形成されるアスペクトです。

社長(太陽)と筆頭株主冥王星)が似たもの同士、と考えると分かりやすいでしょう。

筆頭株主冥王星)による強制力はありますが、コンジャンクションほどあからさまではありません。

このアスペクトをもつ人の特徴は、非常に打たれ強く、挫折はしても諦めることは知らないという点です。

冥王星には絶対的な権力のほか、破壊と再生を司る側面があります。

トラインの場合、冥王星がもつ再生の力がより強調されるのです。

多少の困難や障害があっても意志が揺らぐことはなく、少しずつでも粘り強く前進し、最終的に目標を達成してしまいます。

 

f:id:atakagi0101:20190117201227p:plain 60°(セクスタイル

セクスタイルは火と風、水と地というように、お互いを補い合うエレメント同士で形成されるアスペクトです。

コンジャンクションやトラインは、冥王星の影響がストレートにあらわれるアスペクトでしたが、セクスタイルの場合はいくらか影響力がやわらぎます。

このアスペクトをもつ人も、天のはからいによって目的を達成するところがあります。

たとえば、有力な支援者や協力者を得たり、実力を発揮するためのチャンスに恵まれたりすることがあるかもしれません。

 

 

太陽と冥王星が凶角(ハードアスペクト

f:id:atakagi0101:20190117201417p:plain 180°(オポジション・衝)

オポジションセクスタイルと同じく火と風、地と水のように親和性の高いエレメント同士で形成されるアスペクトです。

ただし、セクスタイルが少し距離を置いて隣り合っているのに対し、オポジションは真正面から向かい合っているため、非常に緊張感があります。

常に筆頭株主冥王星)から見張られている状態の社長(太陽)は、一切妥協ができません。

筆頭株主冥王星)の指示や要求をひたすら聞き入れているうちに、周囲と足並みを揃えるのが難しくなり、社会や組織から浮いてしまいます。

また、人並みの成功では満足できない部分があり、ときに身の丈を越えた地位や権力を追い求めることもあるでしょう。

一方で、自らの使命や目的をはっきりと自覚しているため、軽薄な生き方とは無縁で、実のある人生を送ることができる人です。

 

f:id:atakagi0101:20190117201648p:plain 90°(スクエア)

スクエアは火と地、風と水など反発しあうエレメント同士で形成されるアスペクトです。

コンジャンクションオポジションのように、お互いに通じ合うところがないため、筆頭株主天王星)がどのような要求をつきつけてくるのか、社長(太陽)は全く予想ができません。

このアスペクトをもつ人は、人生において突発的、かつ強制的に軌道修正を求められることがあります。

これは、冥王星がもつ不可抗力的な力によるものですが、必ずしも本人が望む方向に人生が変わるとは限らないので、場合によっては何度も挫折や失望を味わうことになるかもしれません。

ただし、自らに課せられた運命を受け入れてしまえば、むしろ冥王星の強大なパワーに後押しされて、大きな成功を勝ち取る可能性もあります。

 

 

アスペクトのもつ意味は、ここに記した内容が全てではありません。

星の入っている星座やハウスにより解釈は異なります。

より詳しく知りたいという方は、専門家に鑑定を依頼することをおすすめします。