天体とアスペクト② ~太陽と月~

 

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星座と天体で、出生図における10天体を『自分』という会社で働く社員(と、会社に関係する人々)にたとえて解説しました。

そのなかで、太陽は社長月は社長令嬢に置き換えましたが、この二つの天体はまさに親子のような関係で、太陽が社会的な体面を気にする親だとしたら、月はまるで本能のままに振る舞う子どものような存在です。

太陽と月が吉角を成している状態は、たとえるなら親の教育方針と子どもの欲求が噛み合って、良好な関係を築けている状態といえるでしょう。

逆に、太陽と月が凶角の場合は、親が期待する子どもの姿と、子ども自身がなりたい自分の姿にギャップがあるため、お互いにぶつかり合ったり牽制し合ったりしている状態と考えられます。

 

10天体のうち太陽、月、水星、金星、火星は個人天体というカテゴリに分類され、その人の性格や個性に大きな影響を与えます。

さらに、個人天体のなかでも太陽と月はライツ(lights、光り輝くものと呼ばれ、その人の生き方や人格を決定づける特別な天体として重要視されているのです。

太陽と月のアスペクトを見ることで、社会に出ているときの自分(顕在意識)とプライベートの自分(潜在意識)がどれだけ一致しているか、あるいは乖離しているかがわかります。

 

 

 

太陽と月が吉角(ソフトアスペクト・イージーアスペクト

f:id:atakagi0101:20190117200801p:plain 0°(コンジャンクション・合)

 いわゆる対外的(社会的)な自分と潜在的な欲求がぴったりと重なり合っている状態です。

親(太陽)の教育方針に素直に従う従順な娘(月)をイメージすると分かりやすいかもしれません。

自己矛盾が少なく、目標に向かって真っ直ぐ進めるぶん、社会的に成功しやすい人ともいえます。

一方で、脇道に逸れることもないため、視野が狭くなりがちです。

たとえば会社など、自分が所属する組織の中では地位を確立できますが、組織の外側の事情にはめっぽう疎く、偏った知識や見解を持ちやすいでしょう。

 

f:id:atakagi0101:20190117201131p:plain 120°(トライン)

アスペクトの種類でも解説したように、 トラインは同じエレメントの間で形成されるアスペクトです。

そのため、父(太陽)と娘(月)の性質もおおむね調和しており、矛盾や軋轢がほとんど発生しません。

ただし、オーブ(誤差)によっては異なるエレメント同士でトラインが形成されるケースもあります。

その場合、内面的な葛藤や矛盾が生じることもありますが、基本的に思考と行動が一致しているため生き方に迷いがなく、人望を集めやすいという点に変わりはありません。

 

f:id:atakagi0101:20190117201227p:plain 60°(セクスタイル

セクスタイルは異なるエレメントの星座同士で形成されるアスペクトです。

火と風、水と地というように、お互いを補い合うエレメント同士で成り立っています。

太陽と月がセクスタイルを形成する場合、性質こそ異なるものの、お互いの足りない部分や見落としがちな部分をサポートする相棒同士、といった関係です。

このアスペクトをもつ人は、対外的な自分と内面的な自分を巧みに使い分けます。

二面性こそありますが、それは自分を抑圧するものではなく、可能性を広げるためのものです。

むしろ多角的な考え方ができるぶん視野や見聞も広まり、上手に世の中を渡っていけるでしょう。

 

 

太陽と月が凶角(ハードアスペクト

f:id:atakagi0101:20190117201417p:plain 180°(オポジション・衝)

コンジャンクションやトラインが仲良し親子だとすれば、オポジションは馴れ合いとは縁のない厳格な親子関係にたとえられるでしょう。

このアスペクトセクスタイルと同じように補い合うエレメントで形成されるため、むしろお互いを必要としているといえます。

しかし、コンジャンクションやトラインのように、隣り合ったり寄り添い合ったりしているわけではなく、真正面から向き合っているため、緊張状態にあるのです。

親和性が高すぎるアスペクトをもつと、ときに自分の姿がよく見えなかったり、視野が狭くなったりするのが弱点となりますが、このアスペクトをもつ人は自分自身を客観的に捉えられるのが強みです。

一方で、自己主張が強すぎて、他人と衝突しても自我を貫こうとする頑固な一面もあります。

それが唯一無二の個性として輝く場合もあれば、「扱いづらい人」として距離を置かれてしまうこともあるでしょう。

 

f:id:atakagi0101:20190117201648p:plain 90°(スクエア)

スクエアは火と地、風と水など反発しあうエレメント同士で形成されるアスペクトです。

このアスペクトセクスタイルセミセクスタイルと同様、二面性をもつことを意味します。

しかし、スクエアが示す二面性は矛盾や葛藤を孕むため、このアスペクトをもつ人は外面(太陽)と内面(月)のギャップに苦しむようになるでしょう。

ただし、自分の中で折り合いをつけられさえすれば、二面性が生み出すミステリアスな雰囲気が、かえって人を惹きつける魅力へと転換する可能性があります。

 

 

アスペクトのもつ意味は、ここに記した内容が全てではありません。

星の入っている星座やハウスにより解釈は異なります。

より詳しく知りたいという方は、専門家に鑑定を依頼することをおすすめします。