天体とハウス① ~ハウスとは~

天体が入っているサイン(星座)や天体同士のアスペクト(角度)の解釈に慣れてきたら、次は天体が属するハウスにも注目してみましょう。

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一般的なホロスコープは円の内側が12分割され、それぞれの領域に番号が振られています。

この12分割されたスペースがハウスです。

ハウスとはその名の通り、天体が属する家と考えるとわかりやすいでしょう。

ハウスは番号ごとにそれぞれ違った意味をもち、天体がどのハウスに属するかを見ることでその人が人生におけるどのような状況・場面において能力を発揮するかを読み取ることができます。

  

ハウスシステムの種類

ホロスコープを見るとわかるように、ハウスの広さは必ずしも均一ではありません。

たとえば、サインは必ず1つの星座につき30°と決まっていますが、ハウスの場合は広いハウスもあれば、極端に狭いハウスもあったりと、ばらつきが出る場合もあります。

なぜなら、ハウスの広さはハウスを割り出すための手法(ハウスシステム)にも左右されるためです。

現在、西洋占星術におけるハウスシステムはマイナーなものも含めると100種類以上にものぼるといわれており、どのような方法でハウスを割り出すかは占術家により異なります。

日本ではプラシーダスやコッホ、 キャンパナス、イコール、ソーラーサインなどが有名です。

ただし、マイナーな手法だから間違っている、メジャーな方法だから正しいとは限りません。

まずは複数のハウスシステムを試してみて、もっとも読みやすいものや解釈がしっくりくるものを選ぶとよいでしょう。

ここでは比較的メジャーなハウスシステムについて紹介します。

プラシーダス・ハウスシステム

プラシーダスはその名の通り、16世紀に活躍したプラシーダス・デ・ティティスという占星術家により考案されたハウスシステムです。

簡単にいうとアングル(方角)を基準に割り出す方法で、日本では特にメジャーなハウスシステムとして浸透しています。

ただし、北欧のような緯度が高い地域で生まれた人のホロスコープを作成する際にプラシーダスを用いると、それぞれのハウスの広さに極端なばらつきが生じてしまいます。

そのため、生まれた場所によってはプラシーダス以外のハウスシステムを使ったほうが、適切な解釈がしやすい場合もあるようです。

アングルについてはこちらで詳しく説明しています。

コッホ・ハウスシステム

コッホもプラシーダスと同じくアングルを基準にハウスを分割する方法です。

18世紀の占星術かウォルター・コッホにより考案されたハウスシステムで、プラシーダスの改良版と考えるとわかりやすいでしょう。

プラシーダスとの違いとして、緯度の高い地域のホロスコープでも、ハウスの大きさに偏りが出にくいという点が挙げられます。

ただし、極端に高緯度の地域では極端な差が生じる場合もあるため注意が必要です。

キャンパナス・ハウスシステム

プラシーダスやコッホが時間を基準に割り出すシステムだとしたら、キャンパナスは物理的な空間を基準にしたハウスシステムです。

キャンパナスシステムではホロスコープ上でアセンダントとディセンダントを結ぶ線と、卯酉線という子午線(MCとICを結ぶ線)と垂直に交わる線を基準にハウスを割り出します。

キャンパナスの特徴として、サインとサインの境界(カスプ)が必ずハウスの中央に位置するという点が挙げられます。

同様に、MCやアセンダントなどのアングルもハウスの中央に来るのも特徴です。

レギオモンタナス・ハウスシステム

レギオモンタナスもキャンパナスと同様、空間を基準にハウスを割り出す方法です。

キャンパナスとの違いは、サインの境界とハウスの境界が一致するという点です。

15世紀の天文学者であるヨハネス・ミュラー・レギオモンタナスにより考案された方法で、プラシーダスのような時間を基準にする方法よりも比較的計算しやすい手法として知られています。

ポルフュリオス(ポーフィリー)・ハウスシステム

ポルフュリオスまたはポーフィリーは、プラシーダスやコッホと同じくアングルをもとにハウスを導き出す方法です。

ただし、ポルフュリオスの場合はさらに単純で、4つのアングルの間を30°ずつ3等分するだけで12のハウスを割り出すことができます。

ただし、日本では比較的マイナーな手法に分類されるため使用例が少なく、実用に乗り出すのであれば占術者自身が実践と分析を繰り返しながらデータを蓄積していくのが最も確実でしょう。

イコール・ハウスシステム

イコールはアセンダントを起点に、30°ずつホロスコープを分割して行くことでハウスを割り出す方法です。

複雑な計算を用いる必要がなく、初心者でも比較的使いやすい方法として知られています。

ソーラー・ハウスシステム

ソーラーもイコールと同様、アセンダントを起点にハウスを割り出します。

イコールとの違いは、生まれた日の太陽の位置=アセンダントと定める点です。

そのため、ソーラー・ハウスシステムでハウスを割り出すと、必ず第1ハウスの起点と太陽の度数が一致した状態になります。 

ソーラーサイン・ハウスシステム 

ソーラー・ハウスシステムと名前が似ていますが、ソーラーサイン・ハウスシステムもアセンダントを起点にホロスコープを等分し、ハウスを割り出す方法です。

ただし、ソーラーハウスでは太陽が入っているサインのカスプ(0°)=アセンダントとみなします。

出生時間が不明な状態でハウスを導き出したいときに便利です。 

ハウスの3区分 

第1ハウスから第12ハウスまでの12ハウスには、それぞれ担当する領域(意味)があります。

どのような手法でハウスを導き出しても、基本的にハウスそのものの意味は変わりません。 

また、12星座にそれぞれ4つの元素と3つの季節、2つの区分が割り振られているようにハウスもそれぞれ3つの区分に分類されます。

天体が集中しているハウスおよびその区分を見るだけでも、その人の大まかな人生の方向性を読み取ることができるのです。

アンギュラーハウス

第1・4・7・10ハウスの4つのハウスはアンギュラーハウスに分類されます。

第1ハウスをおひつじ座としたとき活動宮に当たる星座が入っているハウスと考えるとわかりやすいかもしれません。

第1ハウスは自分、第4ハウスは家庭、第7ハウスはパートナー、第10ハウスは仕事と、それぞれのハウスが人生において重要な意味をもつ要素を司っています。

そのため、アンギュラーハウスに星が集中している人は本人が意識しようがしまいが、周囲から注目を集めるようなパワフルでエネルギッシュな人生を送る傾向があるようです。

サクシーデントハウス

第2・5・8・11ハウスの4つのハウスはサクシーデントハウスに分類されます。

第1ハウスをおひつじ座としたとき不動宮に当たる星座が入っているハウスと考えるとわかりやすいでしょう。

サクシーデントハウスに天体が集中している人は、どちらかといえば腰が重く、積極的に行動を起こすタイプではないようです。

そのかわり、簡単に生き方のスタンスや価値観が揺らぐようなこともありません。

抜群の安定感を誇り、どれだけ時間がかかっても自らの目標や使命を果たすために地道な努力を重ねていくことで、人生をより豊かなものへと発展させていく傾向があります。

キャデントハウス

第3・6・9・12ハウスはキャデントハウスに分類されます。

第1ハウスをおひつじ座としたとき柔軟宮に当たる星座が入っているハウスともいえます。

キャデントハウスに天体が集中している人は、いわゆる橋渡し役や調停役を任されやすく、社会で華々しく注目を集めたり権力を握ったりというより、縁の下の力持ちとして立ち回ることが多いようです。

必ずしも社会的に大成するとは限りませんが、本人は物質や金銭ではかれるような豊かさにはそれほど関心がなく、常識でははかれないような独特の価値観や世界観を持ちあわせていることも少なくありません。

それぞれのハウスの読み方についてはこちら(順次リンクを貼っていく予定です)

第1ハウス

第2ハウス

第3ハウス

第4ハウス

第5ハウス

第6ハウス

第7ハウス

・第8ハウス

・第9ハウス

・第10ハウス

・第11ハウス

・第12ハウス

 

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