最終的な意思決定をする『社長』
たとえ占星術に詳しくなくても、多くの人が自分の誕生星座を知っていると思います。
太陽は10天体の中でも特に大きな影響力を持つ天体で、太陽を見るだけでその人の運勢や性格が、大雑把ですが分かってしまうほどです。
また、太陽はその人の人生において目指すべき方向性や価値観、人生観などを司ります。
自分自身を『会社』とするなら、太陽は会社の方針を決めたり、最終的な意思決定をする社長のような存在と言えるでしょう。
ただし、社長の性格や思考パターンは星座ごとに異なります。
自分の中に住む社長はいったいどんな人なのか、12星座別に見ていきましょう。
まずは自分が生まれた日の太陽をチェック！
太陽についてはこちらの記事でも触れています。
おひつじ座
おひつじ座の社長は、一言で言えばパイオニアです。開拓精神に溢れ、常に『見たことのない景色』を追い求めています。直感力に優れ、勝負強さも備え、リーダーシップに富むなど、いかにも社長らしい資質を備えた星座です。闘争心旺盛で、目指す道が困難を極めるほどに激しく燃え上がります。おひつじ座の社長にとって人生とは自らの手で切り開くもの、たとえ他人と争うことになっても実力で勝ち取るものという意識があるようです。一方で、その情熱は長続きしにくく、次から次へと興味の対象が移り変わってしまいます。
おうし座
おうし座の社長は非常にマイペースで、社会に貢献しようとか、世間に広く支持を得ようということはあまり考えません。そのかわり、自分にとって居心地が良い空間を作ることに熱心で、自分にとって好ましいと思える人やものを手元に確保したがります。この人が本当に社長だったら、大規模ではないもののアットホームで、びっくりするほど離職率の低い会社を作ることでしょう。ただし、一旦居心地の良い場所に落ち着いてしまうと、なかなかそこを動こうとせず、変化や革新を好みません。
ふたご座
ふたご座の社長はフットワークが軽く、新しい知識や情報を求めてさまざまなコミュニティを渡り歩きます。さながら人脈と情報戦略を武器に事業を拡大していく、ベンチャー企業の社長のようです。いわゆる世渡りが上手なタイプで、機転と地頭の良さを生かして、常に先回りした行動をとります。時流を読む力にも長け、人々の興味や関心が移り変わる瞬間を正確にキャッチすることでしょう。一方でひとつのことに腰を据えてじっくりと取り組むのは苦手で、『広く浅く』という方向性に偏りがちです。
かに座
かに座の社長は非常に情が深く、家族や社員など身近な人々を何としても守り抜こうとします。この人が社長だったら、一族経営など、ほどんど家庭がそのまま会社になったような組織を作るかもしれません。身内に対する思い入れが強い一方で、外部の世界に対する警戒心が非常に強く、受け入れるにはそれなりの時間を要します。この人が自分の実力を存分に発揮できるのは、信頼してくれる人や味方になってくれる人がいるからこそです。プロデューサー気質でもあり、伸びしろのある事業や人材を育てるのが大好きです。
しし座
しし座の社長は人目を惹く雰囲気と存在感にあふれた、いわゆるカリスマ社長タイプです。本人も『周りからどう見られているか』を意識しているため、『他人が望む自分』や『自分がこう見られたいと思う自分』を演出する手腕に長けています。しかし、自分に注目が集まらないと、途端にやる気をなくしてしまうようです。また、気分屋でもあり、モチベーションがあるときとないときとではパフォーマンスに大きな開きがあります。威厳があるように見えても、根底には無邪気な子どもの心が息づいており、それがこの人の愛すべき魅力でもあるのです。
おとめ座
おとめ座の社長は自ら前に出て、社員を引っ張っていくタイプの社長ではありません。どちらかといえばサポートに長けており、どのようにして目標を達成するか、どのように顧客の需要に応えていくかを冷静に、的確に計算し、実行に移していきます。『影の社長』とか『裏の実力者』と称したほうがふさわしいかもしれません。かと言って、あれこれ支持を出すだけでは性に合わず、自ら社員と一緒になって現場へ立たずにはいられないようです。持てる荷物はすべて背負いこんでしまう、いわゆる器用貧乏タイプと言えるでしょう。
てんびん座
てんびん座の社長は社交的でセンスも良い、経済誌よりもファッション誌などで取り上げられてしまうようなタイプの社長です。争いを好まず、調和を重んじる性格から、どんなタイプの相手とも協力関係を築くことができます。一方で、『優柔不断』や『日和見主義』ととられてしまうことも多く、全く敵を作らないというわけにはいきません。しかし、そのような評価をひっくり返してしまうほどの優れた社交スキルと、絶妙なバランス感覚を備えています。苦言もしっかりと聞き入れたうえで、冷静な自己批判もできるのが、この人の強みです。
さそり座
さそり座の社長はいろいろな事業に幅広く手を出すというよりも、一つの分野に特化した、職人か研究者のような社長です。世間に広く受け入れられるよりも、一部のコアなユーザーに熱狂的に支持を集めるような方向へと突き進んでいきます。非常に一本気で情熱的な反面、『臨機応変な対応』や『発想の転換』といった言葉にはあまり縁がなく、批判にも好意的な意見にも等しく耳を貸しません。一方で、理想に近付くためならば、これまで築き上げてきたものを一旦更地にして再構築するくらいの、抜本的な改革も辞さない胆力も備えています。
いて座
いて座の社長は広い世界と新しい時代を追い求める、グローバルな先進企業の社長というイメージがぴったりです。常に『ここよりも可能性に満ちあふれた場所』への憧れを抱き、実際に冒険へと乗り出す行動力と向上心も持ち合わせています。本人は楽観的で細かい事は気にしない性質なのですが、いくらか地に足がついていない感もあり、周囲からすれば危なっかしくて見ていられないということもあるでしょう。しかし、その強烈なまでのポジティブ思考は、ときに傍観者までも巻き込んで動かしてしまうほどの影響力を示す場合があります。
やぎ座
やぎ座の社長は本来であれば、誰かの指示を受けてコツコツと結果を出すのが将に合っているというタイプです。しかし、長期戦になっても最後までかじりつく持続力と忍耐力を発揮して、社長に引き上げられる実力も十分に備えています。いわゆるたたき上げタイプと言えるでしょう。本人も野心家で、やみくもに頑張るだけでなく、戦略的に自分のキャリアを積み上げていきます。しかし、一旦利益を追求し始めると、他人の心情や立場への配慮が希薄になる傾向もあり、ワンマン社長になりやすいかもしれません。
みずがめ座
みずがめ座の社長は、目のつけどころが常人とはひとあじもふたあじも異なり、誰も手を出したことがない分野で一旗揚げるような、天才と狂人の境目を鮮やかにすり抜けていくタイプの社長です。既存の成功例に倣うようなやり方にはまるで関心がなく、独創性を武器に新しい時代を創造します。ただし、世の中に認められたいという欲はそれほどなく、『自分の真意に気付いてくれる、ごく限られた人たちに受け入れられれば良い』と考えているようです。しかし、そのエキセントリックな感覚と、批判をも恐れぬ急進的な姿勢は、ときに本人を孤独へと追いやる材料にもなり得ます。
うお座
うお座の社長は、繊細さと打たれ弱さゆえに、社長として矢面に立つには少々心もとない存在です。しかし、周囲の人々の圧倒的な支持を受け、代表として祀り上げられているイメージがあります。社長というより、教祖といったほうが的確かもしれません。しかし、本人は損得勘定を抜きに、周囲の人が少しでもより良い人生を過ごせるようにと献身しているだけです。それこそが、聖人として奉られてしまう所以でもあるのですが・・・。利益よりも感情や感性を優先してしまうため、何かと損をしたり、ずぶずぶの依存関係に陥ったりすることも多いようです。
さらに詳しく
星座の意味について詳しく知りたい方にはこちらの書籍もおすすめです。
電子書籍版も刊行されています。
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※星座や天体がもつ意味はこのブログに記した内容が全てではありません。
ホロスコープの解釈は占術や占者により異なります。
より詳しく知りたいという方は、専門家に鑑定を依頼することをおすすめします。
占い師紹介
島谷実郷（しまや みさと）
占星術師・タロット占い師。 探偵事務所調査員や納棺師、ライターなどの職業を経て2017年『占い処 十一時屋』を設立。 2020年5月島根県へ移住。 現在は松江市や出雲市を中心に対面鑑定を行うかたわら、チャットやSNSを利用したオンライン鑑定も受付中。
