天体とアスペクト⑯ ~月と天王星~

 

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星座と天体では、出生図における10天体を『自分』という会社で働く社員(と、会社に関係する人々)にたとえて解説しました。

その中でも、トランスサタニアン(天王星海王星冥王星の位置づけは少し特殊で、個人天体のような社員でもなければ、社会天体のような明確な支援者でもないけれど、外部から会社に影響を及ぼすポジションにたとえることができます。

革命や変化をあらわす天王星は、『自分』という会社と競合するベンチャー企業と考えるとわかりやすいでしょう。

一方、自分の中の社長令嬢潜在的な欲求や感情など原始的な部分を司る星です。

月と天王星アスペクトを形成している場合、令嬢(月)は良くも悪くもベンチャー企業天王星)の動向に興味津々で、影響を受けやすい状態にあります。

たとえば、月と天王星が吉角を成している場合、令嬢(月)はベンチャー企業天王星)に触発されて、新しいことにどんどんチャレンジしていくようになるでしょう。

逆に、凶角を成している場合、令嬢(月)はベンチャー企業天王星)の真似をして我が道を行くうちに、「変人」の烙印を捺されてしまうかもしれません。

月と天王星アスペクトを見ることで、その人の改革意識のあり方や、感情表現の傾向を読み取ることができます。

 

 

 

月と天王星が吉角(ソフトアスペクト・イージーアスペクト

f:id:atakagi0101:20190117200801p:plain 0°(コンジャンクション・合)

コンジャンクションとは簡単にいえば、2つの星がほぼ一体化しているような状態です。

感情をあわらす月と、変化や改革を司る天王星が結びついていることから、このアスペクトをもつ人はかなり個性的かつマイペースな性格といえるでしょう。

やや気分屋なところがあり、常に新しい環境や未知の経験を求めて行動します。

他人と同調することを避ける傾向が傾向があり、感性や感情表現に至るまで独特です。

本人も理解されないことはわかっているためか、積極的に親密な関係を結ぼうとはしません。

友人やパートナーを選ぶときは、相手の容姿や肩書、財産よりも才能や人柄を重視します。

自由を重んじる意識が強く、結婚や共同生活にもあまり関心がもてないようです。

家庭をもつよりも独身、田舎よりも都会のほうが、のびのびと暮らせるかもしれません。

 

f:id:atakagi0101:20190117201131p:plain 120°(トライン)

アスペクトの種類でも解説したように、 トラインは同じエレメントの間で形成されるアスペクトです。

性格や価値観が似たもの同士、と考えるとわかりやすいでしょう。

月と天王星が調和しながらお互いを補い合っている状態なので、コンジャンクションほど天王星の個性や独創性が強く出ることはありません。

このアスペクトをもつ人は視野が広く、公平かつ客観的な視点で物事を判断します。

オープンで親しみやすさがあり、誰でも自分のパーソナルスペースに受け入れてしまいそうな雰囲気がありますが、無意識のうちに自分と他人の境界をはっきりと線引きしているため、親密な関係になるにはかなりの時間と根気を要するでしょう。

常に一風変わったアイデアを打ち出すため、周囲から一目置かれたり、興味を抱かれたりすることが多いです。

企画力を求められる仕事や、専門的な知識や技術を求められる仕事に適性があります。

 

f:id:atakagi0101:20190117201227p:plain 60°(セクスタイル

セクスタイルは火と風、水と地というように、お互いを補い合うエレメント同士で形成されるアスペクトです。

コンジャンクションやトラインほど親和性は高くありませんが、そのぶんストレートな影響が出にくく、天王星特有の我が道を行く性質はいくらか緩和されます。

このアスペクトをもつ人は、適切な距離感を弁えながら人付き合いができる人です。

必要以上にべたべたした付き合いは好みませんが、自分と相手の自由を尊重しながら、マイペースに付き合っていける絶妙な距離感で対人関係を築いていきます。

 

f:id:atakagi0101:20190117201318p:plain 30°(セミセクスタイル

セミセクスタイルは隣り合った星座で形成されるアスペクトで、火と水、地と風など反発するエレメント同士で形成される場合もあります。

影響力はセクスタイルよりもさらに控えめで、日常生活で恩恵を感じる場面はそれほど多くないかもしれません。

このアスペクトをもつ人は、主体性と協調性のバランスがとれた人です。

親切で思いやりがありながら相手に依存したり、依存されたりすることなく、自立した人間関係を築けるでしょう。

 

 

月と天王星が凶角(ハードアスペクト

f:id:atakagi0101:20190117201417p:plain 180°(オポジション・衝)

オポジションセクスタイルと同じく火と風、地と水のように親和性の高いエレメント同士で形成されるアスペクトです。

ただし、セクスタイルが少し距離を置いて隣り合っているのに対し、オポジションは真正面から向かい合っているため、緊張感のある関係になります。

たとえるなら、令嬢(月)がベンチャー企業天王星)の存在を意識しすぎて、暴走してしまっているような状態です。

このアスペクトをもつ人は「停滞すること」に対して強迫観念めいた意識を抱いており、常に変化を求める傾向があります。

また、自由を重んじるあまり、どのような組織にも人間関係にも迎合せず、孤立してしまうことも多いです。

反骨精神が旺盛で、自らすすんでドロップアウトしてしまうケースも少なくありません。

家族や同僚など、距離の近い相手ほど離れたくなるきらいがありますが、ある程度の距離をもった相手とは、かえって長続きしやすいようです。

 

f:id:atakagi0101:20190117201648p:plain 90°(スクエア)

スクエアは火と地、風と水など反発しあうエレメント同士で形成されるアスペクトです。

根本的な価値感や性格が異なるため、令嬢(月)がいくらベンチャー企業天王星)理解しようとしても、本質を誤解してしまったり、曲解してしまったりします。

このアスペクトをもつ人は、人間関係における距離感が揺らぎやすい傾向があります。

適切な距離感を探しあぐね、程よい距離を通り越して断絶してしまうこともあるようです。

そのときの気分次第で急に連絡を絶ったり、逆にいきなり距離を詰めてきたり、突発的な行動をとりやすいのも特徴です。

ただし、普段から意識して人と違うことをしたがる傾向があるので、少々風変わりなことをしても、周りも本人もあっさり受け入れてしまうかもしれません。

 

f:id:atakagi0101:20190117201719p:plain 150°(クィンカンクス

クィンカンクスはスクエアのように、全く親和性のない星座同士で形成されるアスペクトです。

 そもそもお互いが視界に入っていないため、反発することもなければ、協調し合うこともありません。

このアスペクトをもつ人は、自己主張をすることに抵抗感や罪悪感を抱きやすい傾向が見られます。

自分の意見や感情をなあなあにして、コミュニティと同調することで、無難に人生を切り抜けようとします。

一方で、大衆的な感性や価値観をもっている人や、才能を発揮できない人をどこか見下しているという、アンビバレンツな感情を抱いているようです。

自身の内面を外の世界に向かって臆せず発信し、相対的な評価によらない絶対的な価値感をもつことが、この人にとって人生の課題となるでしょう。

 

 

アスペクトのもつ意味は、ここに記した内容が全てではありません。

星の入っている星座やハウスにより解釈は異なります。

より詳しく知りたいという方は、専門家に鑑定を依頼することをおすすめします。