天体とアスペクト⑥ ~太陽と木星~

 

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星座と天体で、出生図における太陽を『自分』という会社を代表する社長木星会社へ出資する投資家にたとえて解説しました。

占星術において、木星幸運星と呼ばれ、富や拡大、発展を象徴します。

この星は物質的な豊かさだけではなく、精神的なゆとりや寛容さも与えるのが特徴です。

そのため、社長(太陽)投資家(木星が協調している状態なら、自分という会社は融資を受けてどんどん豊かになり、大きな成功を収めるでしょう。

一方で、投資家が加減を知らなければ、社長は気が大きくなりすぎて浪費に走ったり、あれこれと事業を拡大した末に失敗したりといった事態になりかねません。

 

なお、木星土星社会天体と呼ばれ、自分と社会の関わりをあらわします。

太陽と社会天体の位置から、その人が社会で果たすべき義務や、社会から期待される役割を読み取ることができるのです。

 

 

 

太陽と木星が吉角(ソフトアスペクト・イージーアスペクト

f:id:atakagi0101:20190117200801p:plain 0°(コンジャンクション・合)

社長(太陽)と投資家(木星)の思惑がぴったりと一致している、ほぼ同一化している状態です。

社会的な使命や人生の目的をあらわす太陽が、富や名声を司る木星の加護を常に得ているのですから、このアスペクトをもつ人は遅かれ早かれ社会的に成功する可能性が高いでしょう。

チャンスや人脈を容易に手に入れられるので、精神的にも余裕があり、寛容な心と自己肯定感に溢れています。

おおらかで楽天的な一方で、繊細さに欠ける一面もありますが、それも含めてチャームポイントとして受け入れられてしまうような人徳も持ちあわせています。

果てしなく拡大・発展していく可能性を秘めているものの、際限なく舞い込んでくるチャンスに片っぱしから手を伸ばしているうちに、気が付けば人生の目的を見失ってしまうこともあるでしょう。 

 

f:id:atakagi0101:20190117201131p:plain 120°(トライン)

アスペクトの種類でも解説したように、 トラインは同じエレメントの間で形成されるアスペクトです。

そのため、社長(太陽)と投資家(月)の性質もおおむね一致しており、矛盾や軋轢がほとんど発生しません。

ただし、コンジャンクションのように同化するというほどではなく、価値観の合う友人かパートナーといった雰囲気です。

このアスペクトをもつ人は、0°と同じく成功者気質とも呼べる性質を備えており、商才に富み、あらゆる分野で成功をおさめる可能性があります。

しかし、本人は至って穏やかで善良な気質の持ち主で、たとえ大きな財を成したとしても質素な生活を好み、驕ったところがありません。

その姿勢が多くの人の心を掴み、さらなるチャンスを呼び込むという好循環を生むでしょう。

 

f:id:atakagi0101:20190117201227p:plain 60°(セクスタイル

セクスタイルは火と風、地と水など、お互いを補い合うエレメント同士で形成されるアスペクトです。

この場合、社長(太陽)と投資家(木星)はお互いに異なる思想や価値観をもっています。

しかし、いがみ合ったりすれ違ったりすることなく、お互いを補い合いながら発展していくことのできる組み合わせです。

相対的に見れば人生における苦難や困難は少ないほうですが、かといってコンジャンクションやトラインのように待っているだけで幸運やチャンスが向こうから舞い込んでくるとは限りません。

コンジャンクションやトラインが、生来の気質によるところの大きい天才タイプなら、セクスタイルは努力や経験を積んでいくことで成功を勝ち取る秀才タイプといえるでしょう。

 

  

太陽と木星が凶角(ハードアスペクト

f:id:atakagi0101:20190117201417p:plain 180°(オポジション・衝)

オポジションは基本的に、セクスタイルと同じく火と風、地と水のように親和性の高いエレメント同士で形成されます。

相乗作用を生むという点もセクスタイルに似ていますが、オポジションの場合は限度を知らず、ときに過剰なまでの共鳴を起こしてしまうのが特徴です。

たとえるなら、投資家(木星)が必要以上の融資をしているような状態です。

その結果、社長(太陽)も気が大きくなり、あらゆる事業に手を出したり、身の丈を越えた抱いたりします。

一発逆転を狙ってギャンブルに手を出しやすいのも、このアスペクトに見られる傾向です。

大きな財を成すこともあれば、一気に失うこともあり、経済面がなかなか安定しないでしょう。

吝嗇とは縁がなく、大らかで気前の良い人なので、人のために惜しまずお金をつぎ込んでしまうこともあるかもしれません。

 

f:id:atakagi0101:20190117201648p:plain 90°(スクエア)

スクエアは火と地、風と水など反発しあうエレメント同士で形成されるアスペクトです。

このアスペクトオポジションと同様、限度を知らない傾向があります。

ただ、オポジションが地道なプロセスをひと飛びにスキップしようとするのに対し、スクエアはわざわざ回り道をしようとするのが特徴です。

木星の『拡大』しようとする性質が、本来の目的とは違った方向にまで作用してしまうのです。

投資家(木星)から投じられた資本を、外部の団体に寄付したり、今すぐ必要のない設備を購入したりしてしまう社長(太陽)を想像すると分かりやすいでしょうか。

しかし、一直線に目的地を目指しているだけではできない経験を積んでいるぶん、多様な視点や価値観があることを知っている人でもあります。

基本的には野心家でチャレンジ精神に満ちあふれているため、うまく軌道修正できるようになれば、大成する可能性が高いでしょう。

 

 

アスペクトのもつ意味は、ここに記した内容が全てではありません。

星の入っている星座やハウスにより解釈は異なります。

より詳しく知りたいという方は、専門家に鑑定を依頼することをおすすめします。