読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

手紙のはなし

駆け出しライターのブログです。

ぐだぐだ読書感想―恐るべき子供たち ジャン・コクトー

サクマドロップススモモ味が一番好きです。おはようございます。

あれなんで青なんだろなー……。キレイだしおいしいから好きだけど。何でか最初グレープフルーツ味だと思ってたんだよな。ハッカと見分けつかなかったし。

全然関係ないのですが、以前この記事で「恐るべき子供たち」についてちょっと触れたので、自分なりにこの本の内容と感想を書いてみたいと思います。大好きなのですよこの本。

恐るべき子供たち (岩波文庫)

恐るべき子供たち (岩波文庫)

 

 

 

 

 

※ここから先はネタバレ有の感想です!未読の方はご注意ください。

 

 

 

個人的に「恐るべき子供たち」と「さかしま」が二大引きこもりのバイブルの名を冠するにふさわしいと思うのですが、何というか、どちらの主人公も根っこは引きこもりに違いないのですが、ベクトルが違いますよね。

デ・ゼッサントは自分に居心地の良い空間を創造しようとしながらも、何やかんやで外の世界に理想郷を求めて出て行ったりもしている。(結局失望して戻って来るんだけどね)かたやエリザベートとポールは内へ内へこもろうとするエネルギーがものすごく、飽くまで部屋の中を理想郷とすることに固執している。ブラックホールなみの吸引力。

この場合の「部屋」っていうのは具体的な場所というより、なんだろな、二人の世界とでもいうんだろか。実際引っ越しもしてるしね。

外の世界から部屋の中へ入ってくる人間もいるんだけど、結局は弾き出されてしまう。部屋の中へ引き入れるべき「宝物」について、途中まで姉弟の意志はリンクしていたし、あるいは協議することで選定されていたりもしたのだけれど、どちらかの望まないものを欲した時、部屋は破綻する。

作中ではっきりと引きこもりと呼べるのはエリザベートだけなのかな。ポール自身は部屋を出たいという願望はあっても、どのみち外の世界では生きられなかった気がする。エリザベートがそれを許さないというのもあったけど、死んですら出られなかったしなー……。

ところで作中の描写でちょっと気になったのが、エリザベートが一瞬やっていたバイト。マネキンって……つまり、あの店先とかに置いてあるマネキンを、生きた人間がやってたってこと……?それからアガートを指して「ビー玉みたいな名前」って言ったのは、やっぱりアゲートのことなんかな。柘榴水とか巴杏水とか麦飴菓子とか、ピンとこないけどいちいちおいしそうだよね。「さかしま」なんて食べ物の描写がことごとくくっそまずそうなのに……。

 

しっかし重いなフランス文学……。一回食べると「も゛う゛い゛い゛て゛す゛」ってなるんだけど、しばらくすると消化不良起こすってわかってても食べたくなる、ケンタッキーフライドチキンとかデミグラスソースのかかったオムライスみたいな存在です。